OFDM/FDDシステムにおけるクローズドループ振幅・位相制御を用いた選択送信ダイバーシチに関する検討(衛星通信)

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概要

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送信ダイバーシチは,基地局側に複数のブランチを配置することにより,下り回線の伝送品質を改善する技術である.特に,FDD回線に適した送信ダイバーシチとして,移動局から基地局へFBI(Feed Back Information)を通知することにより,クローズドループ振幅・位相制御を実現する方式が提案されており,その有効性が報告されている.本稿では,OFDM/FDDシステムにおいて,移動局に複数のブランチが存在する場合を想定し,複数の受信ブランチの中から空間合成後の電力が最大となる受信ブランチをサブキャリヤ毎に選択し,その受信ブランチに基づき生成されたFBIを用いて,クローズドループ振幅・位相制御を行う方式を提案する.また,同一の送受信ブランチ数で構成するSTTDの特性を比較対象として,提案方式の特性を,理論解析と計算機シミュレーションにより評価する.
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-01-10

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