星のスペックルを利用した上層大気の風の計測

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概要

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星が地表面につくるスペックルパターンを観測することによって、地球大気のゆらぎ層の風向・風速及び高度、ゆらぎの強さを光学的に計測することが可能である。このような光学的リモートセンシングは、気球による直接的な観測に比べ短時間に繰り返し観測できるという利点がある。さらに本方法は、他の光学的手法に比べ視線に垂直な方向の風向・風速が同時に計測できることや送信光学系が不要なため計測システムを簡素化することができるという特長がある。しかし、この計測方法を実現するためには一般にビデオレート(インターレースの場合で60フレーム/秒)よりも高速でスペックルパターンの移動を記録する必要がある。本論文では、スペックルパターンの生成と計測の原理、観測装置及び観測結果に関して報告を行う。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-02-16

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