アルミ電解コンデンサへの臭素の影響について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アルミ電解コンデンサが、臭素の侵入を受け、電極の腐食反応を起こし、容量低下等の不具合を起こす。不具合品の臭素侵入量の分析調査結果、臭素系有機化合物がコンデンサへ侵入し、以下の2つの汚染原因を確認した。1. 防虫駆除剤(臭化メチル)の燻蒸による汚染 2. 難燃剤(添加型臭素系有機難燃剤)入りの樹脂から脱離による汚染 防虫駆除剤と難燃剤の侵入メカニズムは大きく異なり、汚染環境と汚染物質の化学的性質によって浸透性と反応性に違いが認められ、不具合の症状の相違が認められた。調査結果をもとに、不具合防止方法について報告する。
- 2001-06-15
著者
関連論文
- アルミ電解コンデンサの圧力弁作動ガスの安全性
- 3-4 アルミ電解コンデンサの圧力弁作動ガスの安全性(セッション3「安全性・リスク(2)」)
- 1次平滑用アルミ電解コンデンサの難燃性を向上させる取り組み : アルミ電解コンデンサの難燃性向上とその評価方法について
- アルミ電解コンデンサへの臭素の影響について