重度肢体不自由者におけるポインティングデバイスの操作性 : 脳性麻痺者, 頸髄損傷者における操作性の違いについて
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概要
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麻痺や不随意運動を伴う重度肢体不自由者による、ポインティングデバイスを使用したCRT上のカーソル操作は、健常者より困難であり、障害の程度が重くなればなるほどその操作は困難になると思われる。本報告では、頚髄損傷者10名と脳性麻痺者16名を含む31名の被検者を対象として、ジョイスティック,ステップキー,トラックボール,マウスという既存の4種のポインティングデバイスを使用した操作実験を行い、その操作上の特性を検討した。頚髄損傷者ではジョイスティックが、脳性麻痺者ではステップキーが良い結果を示した。
- 1993-10-15