最小重複率推定方法による動的診断時期決定方法とプロダクトへの適用
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概要
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高い信頼性が要求されるシステムでは、動作中の定期的機能診断により経年劣化による不具合の検出を行うが、そのシステムの処理と重なる確率(重複率)を考慮していなかった。本稿では、ある期間処理が発生しなかったときに機能診断を実行すると、その機能診断中にシステムの処理が発生する確率が最小になるように、そのある期間を算出する仕組みを提案する。実環境に適用した結果、定期的に機能診断を行う場合に比べて、重複率を約1/26に抑えられることが検証でき、本手法が有効であることを確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-06-07