UV重合光学樹脂の設計と合成
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概要
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無機ガラスの品質に匹敵する有機合成樹脂に関して活発な研究開発がなされてきた。とりわけオプトエレクトロニクス分野においては、安価、軽量、柔軟性等に加え、更に高度な光学特性、耐熱性等、より高品質な特性が求められている。しかしながら、ガラスが長年蓄積してきた信頼感を凌駕するわけにはいかず、極めて限られた用途にのみ使われているのが現状かと思われる。我々は、光学特性に大きく寄与する分子構造の設計を行い、今までには知られてなかった新しい光学樹脂を合成した。また、それらを成形する方法として独自の手法(UV重合成形法)を開発した。得られた樹脂は、既存の有機高分子では達し得なかった光学特性(屈折率、複屈折)、機械特性、耐熱性等を示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-10-06