有機無機複合多層膜を用いた光カースイッチの試作
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概要
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分子線蒸着法を用いて有機物(錫二塩化フタロシアニン、SnCl_2Pc)と無機物(カドミウムセレン、CdSe)を一層あたり2〜10nmずつ交互積層した複合多層膜を作製し、その3次非線形光学特性を測定した。この多層膜は高い非線形性(10^<-8>esuオーダ)とサブピコ秒の高速光応答性を有する。この材料を100周期多多層化した厚膜を用いて、光ファイバで光の入出射可能な光Kerr型の光スイッチを試作し、波長1.31μmの信号光に対して波長0.80μmの制御光で変調し、ピコ秒光スイッチング特性を確認した。
- 1999-07-14