光導波路型バイオセンサーの実用化と今後の展望
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概要
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近年、エバネセント波を用いて光導波路表面近傍における溶液中の分子反応の挙動を測定する分析手法が注目されている。光導波路表面における抗原抗体反応と組み合わせることにより血液等の試料中の微量物質を高感度に定量測定できる全自動の免疫測定装置を商品化した。本報告では、商品化した装置の概要を説明するとともに、実用化にあたっての重要な解決課題であった感度向上に関する検討についてまとめた。また、本装置をもとに試作した光導波路表面での分子レベルでの反応の挙動をリアルタイムにモニターできる分析装置での測定結果をしめした。最後に、光導波路を利用したバイオセンシングの今後の課題についてまとめた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-01-22