光電子材料としての有機無機複合多層膜
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概要
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光電子材料としての有機無機複合多層膜を提案し、二種のナノメータースケールの複合多層膜CuPc, TiO_X=1.5>およびCuPc/SiO_2をこの複合系の可能性を調べるために作製した。どちらのケースにおいても、有機層が光センシング機能を有している。CuPc/TiO_X多層膜では光電子と光正孔が界面で空間分離するため、面内で高い光伝導が得られた。CuPc/SiO_2多層膜においては、光励起子がSiO_2の障壁によりCuPc層に閉じ込められる構造を有しており、CuPc/TiO_X多層膜と異なる光吸収スペクトラムが観測された。しかし、この系で量子サイズ効果は今のところ確認できてはいない。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-16
著者
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