自己保持型フォトクロミック高分子搭載マッハツェンダ光スイッチ
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概要
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安定性に優れたフォトクロミック高分子材料を用いた自己保持型の2×2光スイッチに関して報告する。この素子は石英系平面光波回路をべースとしたマッハツェンダ干渉回路のアーム導波路に高分子クラッドを搭載して作製されている。クロスバースイッチングが紫外線(365nm)と可視光線(530nm〜630nm)の交互照射により実現することかわかった。そのスイッチ状態は暗状態で自己保持されることが確認された。光スイッチの特性として、波長1.55μmで挿入損失5dB、クロストークー17dBが観測された。さらにシングルモード光ファイバを用いた光遠隔制御スイッチイングの可能性を示せた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-10-03
著者
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助川 健
日本電信電話株式会社光エレクトロニクス研究所
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有島 功一
NTTフォトニクス研究所
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海老澤 文博
日本電信電話株式会社光エレクトロニクス研究所
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吉田 卓史
日本電信電話株式会社光エレクトロニクス研究所
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有島 功一
日本電信電話株式会社光エレクトロニクス研究所
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星野 元利
日本電信電話株式会社光エレクトロニクス研究所
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