空間光ソリトン効果を利用した光制御デバイス実現に向けたファイバ接続実験(光機能有機材料・デバイス,光非線形現象,一般)

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概要

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非線形光学媒質中で光ビーム自身が誘起するレンズ効果と目折効果がバランスし,空間的に広がることなくビームが伝搬する現象は空間光ソリトンと呼ばれる。本論文ではこの現象を利用した通信用光制御デバイスの実現に向けて、フオトリフラクティブ結晶SBNを用いたファイバ人出射光の結合実験について述べる。ファイバ出射光を5mm長の結晶に入射したところ,結晶出射端で500μm弱に広がっていた光ビームが,結晶への外部印加電界強度と結晶を一様に照射する背景光強度を適切に制御することにより,最小150μm程度へと縮小できた。また,逆に別波長の光ビームのファイバヘの入射効率が,ファイバからの出射光強度などの制御により改善されることも分かった。これらのことから,空間光ソリトン効果により光ビームのファイバ入出射特性が制御できる見通しが得られた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-10-03

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