オブジェクト識別についての一考察とその効果
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概要
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オブジェクト指向パラダイムの問題はオブジェクトの識別が難しいことである.理由は発見的手法によっているためである.筆者らは, オブジェクトを基本データの容器と考える方法論:DATARUNを導入することで, この問題を解決出来た。しかし, 習熟度の高くない技術者には基本データを生成するビジネス・プロセスの識別が困難という新たな問題に直面した.筆者は問題解決のためにビジネス・プロセス識別のガイドラインを作成したが, ガイドラインは満足な結果を得ることが出来た.ビジネス・プロセスはビジネス遂行のための過程として捉え, ビジネス・プロセスの数は12個を限度にモデリングすべきである.ビジネス・プロセスは, 「Whay, Who, Where, When またはWhy」と表現可能な発生要因を持ち, その名称は引起こされる具体的な過程とすべきである.
- 1998-11-05