デジタルコンテンツ保護用鍵管理方式 : 木構造パターン分割方式の一般化検討

概要

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映画や音楽などのコンテンツを保護するために,記録媒体には,暗号化されたコンテンツと,復号のための鍵情報が記録される.一方,コンテンツの扱いを許可された機器だけに復号のためのデバイス鍵が与えられ,記録媒体に記録された鍵情報から,暗号化コンテンツを復号する復号鍵の導出を可能とする.しかし,ある特定の機器では,デバイス鍵を与えられていても復号鍵を導出できないように鍵情報は生成される.このように,記録媒体を利用して機器の無効化を実現する鍵管理方式が提案されており,その一手法である木構造を用いた鍵管理方式は,記録媒体に記録する鍵情報のサイズが機器の総数に比例せず,その対数に比例することから,そのサイズを小さくできる特徴がある.我々は,SCIS2002において,木構造を用いた鍵管理方式の一手法であり,従来方式に比べて機器の無効化を効率的に行う「木構造パターン分割方式」を提案した.ここでは,木構造の分木数に対応したビット数の「ノード無効化パターン」を定義し,その「ノード無効化パターン」の全ビットパターンに対してデバイス鍵を割り当てている.本稿では,デバイス鍵を割り当てるノード無効化パターンに自由度を持たせて一般化を図った「一般化木構造パターン分割方式」を示して,その方式の評価を行う.
2002-07-12

デジタルコンテンツ保護用鍵管理方式 : 木構造パターン分割方式の一般化検討

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