ランダムな物理的特徴と暗号を利用するクローン防止技術のセキュリティ評価の一手法
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概要
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人間の特徴を照合して本人を認証するバイオメトリクスと同様に, 証書のランダムな物理的特徴を予め登録した参照データと照合して, その真贋を判定するクローン防止技術が提案されてきた.一般的に, これらの照合システムの性能評価には, 認証精度による評価手法が用いられている.しかしながら, 一方で, このようなシステムへの攻撃に対する安全性の評価については一般的な手法が見受けられない.参照データに添付されているディジタル署名の偽造や改竄ができないと仮定すると, 物理的特徴の複製の難しさがシステムの安全性の鍵を握る.本報告では, 複製における誤差と照合判定の閾値との関係から理論的な考察を行って, ランダムな物理的特徴を利用する照合システムの安全性の評価を試みた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-03-16
著者
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