コードブックに基づく話者照合しきい値の決定方法
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概要
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従来、学習音声サンプルに基づいて、話者内、話者間の歪み距離を求めることによって、しきい値の設定が行なわれていた。しかし、従来の方法によれば、話者照合システムに、常に大量の学習音声サンプルを蓄えておかなければいけないため、実用的ではないと思われる。また、学習音声サンプルが容易に得られない場合には、しきい値の設定がまったくできない問題があった。そこで、われわれは、実の学習音声サンプルに頼らないしきい値の設定方法を考案し、話者別コードブックのコードベクトルを実の音声から抽出された特徴量の代わりに用いる手法でしきい値を求めた。本文において、提案したしきい値決定アルゴリズムを説明し、その有効性を検証する評価実験の内容と結果について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-05-19
著者
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