MPEG-4 Parametoric音声符号化方式-HVXC
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概要
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本稿では、MPEG-4標準化に提案中の低ビットレート音声符号化方式Harmonic Vector eXcitation Coding(HVXC)について、その構成を説明する。HVXCは2.0kbpsおよび4.0kbpsの固定ビットレートモードと、2.0kbps以下の可変ビットレートモードを有している。符号化アルゴリズムとして、有声音部分においてはLPC残差のハーモニックコーディングを、無声音部分においてはCELP方式を用いることで低ビットレートでも良好な音声品質を得ている。主な特徴として、4.0kbpsのビットストリームのサブセットを用いて2.0kbpsで復号するビットレートスケラビリティー機能、音韻やピッチを変えずに再生スピードをコントロールする機能などがある。98年8月のMPEGの公式主観評価試験の結果、2.0kbps HVXCの音質は4.8kbpsのFS1016 CELPの音質よりも優れていることが確認された。HVXC音声符号化方式は1998年10月にMPEG-4 Final Draft International Standard(FDIS)に選定された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-11-20
著者
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田中 直也
松下通信 テレコム研究所
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西口 正之
ソニーメディアプロセシング研究所
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井上 晃
ソニーメディアプロセシング研究所
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前田 祐児
ソニーメディアプロセシング研究所
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松本 淳
ソニーメディアプロセシング研究所
関連論文
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