聴覚障害者のための補助機器の開発の現状と将来展望
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概要
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最近の半導体技術、情報処理技術の進展に伴って聴覚障害者の聞こえを補償する技術は大きく変わろうとしている。近年まで、聴覚補助機器といえば補聴器しかなかったが、現在では、音を電気刺激に変換し、内耳に植え込んだ電極を通して直接、聴覚神経に伝達する人工内耳や、音を触覚で皮膚に伝えるタクタイル補聴器が実用に供されるようになり、これまで補聴器の適用が困難だった重度聴覚障害者に用いられるようになってきた。また、言葉の訓練のため音声を視覚情報に変換する発声語訓練装置等も実用化されている。補聴器技術においてもデジタル技術を応用した補聴器の研究開発が世界的に活発になっており、全デジタル補聴器の研究が進展している。
- 1993-07-23
著者
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