可変長パターンと識別学習を用いた音素認識
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概要
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これまで修正LVQ2法など識別学習に基づく音素認識のためのアルゴリズムが,いくつか提案されている.しかしこれらの方法は固定長のパターンを扱うものがほとんどで,可変長パタンを用いた場合については充分検討されていない.しかし,実際には音素パターンの多様な変化を,固定長のパターンによって完全に表現するのは困難である.このような理由から本研究では,可変長の標準パターンをLVQに基づく識別学習によって作成する方法を提案する.またこれに加えて,作成した可変長標準パターンを用いて音素のセグメンテーションと認識を行う方法として,2段DPマッチングを改良して,音素の持続時間確率と連接確率を考慮した認識モデルを提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-06-14