HMMの合成による音声認識の非定常雑音対策
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
雑音の重畳した音声を認識する方法として、雑音の重畳した音声の特徴量から音声成分を強調した特徴量を用いて認識処理を行う方法と雑音の重畳した音声の標準パタンを準備しておいて認識を行なう方法の大きく2つの方法がある。本研究では,HMMを用いた音声認識で、雑音の重畳した標準パタン(HMM)を準備する方法に関する報告を行なう。本研究では重畳する雑音の種類により、音声HMMと雑音HMMを加算する割合を修正することで従来の合成方法に比べて認識性能を向上できる。さらに非定常雑音を複数の類似した雑音に分離し、雑音毎に合成の割合を最適化し、それぞれの雑音を結合後音声HMMと合成することで認識性能の向上の可能性を示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-07