非線形写像の有限精度における一方向性から構成した擬似乱数生成法
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概要
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筆者の研究グループ(以下我々)は、非線形写像の有限精度における演算法を調査した結果、二つの写像間に計算困難な関係が存在することを発見した。この計算困難性とは、一方向性が確率論的な事象と関係し特定関数の定義が困難である特徴をいう。ゆえに、任意の一方向関数から擬似乱数生成器を作れるとする理論の適用には無理が在る[1][2]。この事態を打開する他の演算法を研究した。表題の生成法は、この計算困難な関係をパラダイムとする、新たな繰り返し演算法そのものである。この出力乱数から、初期値を求めることも、計算ラウンド単位の種を求めることも、計算量的に困難である:結局、この擬似ランダム性は、計算量的に予測困難、生成スピードは256ビット乱数7800個/second(P2-266Mhz_PC)に達する。パッド算出ソフトとして提供される。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-07-10