21世紀の音声研究への期待と提案
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概要
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前半では、音声波形のデジタル処理の黎明期にあたる昭和45年から平成3年まで、筆者が旧電子技術総合研究所で行った研究を紐解く。即ち適応逆フィルタによる声道形推定法からスタートした調音特徴による音韻抽出、パワ・スペクトルと調音との対応の研究、PSE音声分析・合成系の研究を見直し、これらの研究から得られた知見を述べる。後半では、米大統領一般教書を引用し、21世紀の音声研究がユニバーサルな社会インフラを提供することを期待し、その一つとして概国際音声記号(IPA)をベースとする音素抽出システムの原器を実現することを提案している。
- 2002-06-21