アモルファス磁歪センサの民生機器への応用
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概要
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今回民生用として始めて量産化を実現したアモルファス磁歪センサについて報告する。アモルファス磁歪サンサとは、アモルファス合金に歪みが印加されると大きな透磁率変化を示すという特性を応用したものである。非接触でのトルク検出と高剛性、高感度という特徴を有する。精度のよい安定した特性を得るため、アモルファス合金と母材の線膨張係数の差が常温時にアモルファス合金に圧縮応力を与え、かつ温度による変化や特性のバラツキを小さくできる母材を選定し、工法の確立をおこなった。この結果、ー10〜60℃の温度領域で、繰り返し性±1%FSの特性を示す0〜81N・m計測可能なトルクセンサを開発し、電動自転車、運搬車用ハンドルセンサに適応した。
- 2001-11-09