地震工学と国際協力

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概要

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世界中の地震国で、地震により人間社会・環境が蒙る被害を防止軽減するための学問と技術を発展させる努力が続けられている。科学としての地震学及び地震工学が成立したのは19世紀の末から20世紀の初頭であり、特に明治の始めに来日したジョンミルン等の外国人教師の役割は大きかった。1981年濃尾地震、1906年サンフランシスコ地震、1923年関東地震、1948年福井地震、1968年十勝沖地震、1978年宮城県沖地震、1995年兵庫県南部地震などの被害経験を経て、日本の地震工学は進歩してきた。1956年に第1回がサンフランシスコで行われた世界地震工学会議は、回を重ねて2000年にはニュージランドで第12回が開かれた。学問分野での国際交流と共に、地震防災の技術移転、国際協力のネットワークが広がりつつある。
2000-09-15

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