コンタクト表面塗布剤の試験と解析 : その(3)フレッチング
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概要
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主としてコネクタ用のコンタクト表面塗布剤について各種試験と解析を行い、それらを総合的に検討するための一連の試験報告である。本報告では、主としてスズめっきコンタクトの微小すり、即ちフレッチング試験を行った。無塗布の場合にはスズの酸化皮膜の摩耗粉がコンタクトに堆積して、接触抵抗を増大させることを推定することのできる結果が得られた。表面塗布剤塗布の場合にはその防食作用と潤滑作用により、酸化物の生成を抑え、摩耗を防ぎ、摩耗粉をコンタクトから押し除けるなどの効果として、接触抵抗を小さく安定なものとすることができるものと考えられる。金については充分な結果が得られなかった。
- 1993-12-17
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