小型FAセンサ用コネクタの防水性 : コネクタ材料の成形接着性について
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概要
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FA環境における耐環境性、省スペース化に対する要望に応え、φ8タイプの小型FAコネクタを開発した。コネクタの構造上、防水性を確保するためにケーブル、ハウジング、及び、オーバモールドといった異種材料同士の接合部をシールする必要がある。小型化する上で、接着材塗布などの従来工法では、当異種材料接合部のシール性を確保することが困難であった。当コネクタでは、材料自体のもつ自己接着性を利用し、オーバモールド成形時にインサートしたハウジング、及び、ケーブルを一度に溶着、一体化する成形接着技術を確立した。その結果、従来品と同等の防水性を維持しつつ、体積比で1/4の小型化を実現した。ここでは、オーバモールド材として選んだ各種エラストマとハウジング材、ケーブルとの成形接着性を中心に報告する。
- 1995-11-17