ニューラルネットワークの空間的粗視化による1/fスペクトルの導出 : しきい値機能を持つ相互作用系の示すスペクトルの特徴
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概要
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脳波のデータに現れる1/fスペクトルは, 物理現象のみならず社会現象まで多岐にわたる自己組織化現象に現れる特徴の1つである.各種の対象に共通して現れることは, 対象の詳細な構造には依存せず, 単純化したモデルを用いた解析でも1/fスペクトルを生じさせる本質を解明できるものと期待される.本論文では, 脳波をニューロン活動のマクロな量と考え, 脳のモデルである簡素化したニューラルネットワークを時空間的に粗視化することにより, 自己相似解が存在することを示す.この自己相似解が, 実際, 1/fスペクトルを導く.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-10-13
著者
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