結晶成長におけるパターン形成の理論
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概要
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結晶成長のパターン形成の問題は,非線形非平衡な系におけるパターン形成の動力学の問題として,近年様々な分野で関心が持たれている。本論文では,先ず結晶の成長速度が界面カイネティック過程のみで決まる局所モデルを用いて,界面張力の異方性と界面カイネティックスの異方性が結晶の成長形の漸近形に及ぼす効果を議論する。次に,界面カイネティック過程と拡散過程の両方を考慮したモデルから,カイネティック係数の特異性が,雪結晶の多面体的特徴を形成することに必要不可欠であることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-21
著者
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