格子ガスオートマトン法による複雑流れの数値解析 : 自然対流のオートマトン解における非線形性
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概要
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格子ガスオートマトン法の数学モデルは確率過程として記述されるため, 解の統計的な性質を調べることができるという特徴を持つ. 本報告は格子ガスオートマトンのこの特徴に注目し, 自然対流の計算からこの解に内在する非線型性を評価した. Rayleigh数の増加と共に系に人工的な乱れを与えることなく対流パターンが定常な渦から不安定な状態に移行することを示した. また温度の時系列から作成したポアンカレマップをLorenzのモデルと比較し, Rayleigh数が5.6x10^4のセルラオートマトン解が非線形性を含む可能性があることが分かった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-07-30
著者
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