農業用暗渠及びモグラ穴の検知
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概要
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水田の漏水位置や暗渠の位置を求めることは困難と言われていた。漏水の1因にモグラの穴がある。モグラ穴や暗渠の位置をレーダ探査による検知の可能性を各地の水田で追求した。低湿重粘土である八郎潟の水田の減衰は通常の粘土よりも大きく,一方つくば市の水田である有機質に富む低位泥炭の粘土はロームと同様に小なることが判った。同じ粘土での減衰の違いは土壌断面により決定すると考えられる。結果として圃場の物理的条件を問わずレーダの画像のみで水田の本暗渠,弾丸暗渠及びモグラの穴の検知は可能であることが判明した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-10-26