周波数シフト・パイロット信号を用いたOFDM用フレームタイミング/キャリヤ周波数同期方式の一構成

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
OFDMシステムヘの適用を想定して, パイロット信号を用いたフレームタイミングおよびキャリヤ周波数同期方式の一構成を提案する.本方式は, パイロット信号として, バー力系列のビットパターンに基づいて周波数シフトを与えたデータシンボルを用い, ガードインターバルとシンボル後方の信号の相閑性と, マッチドフィルタ処理を利用して同期を確立する.また, 復調側において周波数シフトを補償することにより, パイロットシンボルをデータシンボルとして取り扱うことができ, パイロット信号の付加による伝送効率の低下を軽減することが可能である.計算機シミュレーションによる定量的評価の結果, 周波数選択性フェージング条件下において, 良好な同期特性が得られ, ドップラー周波数が小さい場合, 伝送効率の低下は1フレーム当り1シンボルとなることがわかった.
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-02-25

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク