わが国における航空衛星システムの構築について
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概要
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現在の航空保安システムは地上からの電波を利用したシステムを基本としており、電波伝搬上そのサービス範囲及び性能には限界がある。特に、洋上空域では将来大幅な交通量の増加が予測されているが、現行の短波通信を用いた航空管制システムでは、これに的確に対処するのは困難である。日米航空路等アジア・太平洋地域の基幹航空路の航空保安業務に責任を有するわが国としては、早急に航空衛星システムを構築し、このような状況に適切に対応していく必要がある。これはICAOがその導入を決定したFANS構想にも沿ったものである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-29