航空交通流管理システムの概要
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
航空交通流管理システムは、平成6年10月に本格的な運用を開始しようとしている。本システムは、福岡の航空交通流管理センター内に中央処理装置を設置し、全国4ケ所の航空交通管制部および羽田、成田、関西の主要空港事務所に端末装置を設置して、航空交通流管理業務を支援することとなる。本稿は、初期の航空交通流管理システムのシステム構成、機能概要および交通量集計、出発制御時刻の算出等の処理方式について述べている。また、航空交通流管理業務の役割にふれてはいるものの、その範囲を限定せず、基本的な意見を述べるにとどめている。今後とも航空交通流管理システムの機能は、航空交通流管理業務の発展とともに追加、変更が加えられ、航空交通の安全と空域の有効利用に寄与するものと期待される。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-29