M-ary/SS方式の同期用相関マップ分割方式の検討
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概要
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本論文では,M-ary/SS方式の同期捕捉に相関マップ分割方式を用いることを提案し,その性能の検討を行う.先に提案された相関マップを用いるM-ary/SS方式では,使用する情報系列の系列長が長くなると,受信機で必要とされる相関器数とメモリ数が大幅に増大する.そこで,その問題点を解決するために,相関マップ分割方式を用いる.これは,拡散符号として,アダマール行列にPN系列を乗じたものを利用し,受信側では,相関マップの分割とアダマール変換を用いて相関の簡便化を図る.本方式により,従来の同期捕捉時間をほぼ維持し,また,相関器とメモリを再利用することにより,その数を大幅に削減できる.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-10-20