レーザによる障害物探知技術について
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概要
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小型で高出力な半導体レーザ励起によるNd:YAGレーザを用いたヘリコプタ搭載用障害物探知装置を開発した。従来空中架線等の電線は、地上の背景と重なり非常に発見しずらく、地上近くや山間部を飛行する機会の多いヘリコプタでは接触から墜落に至る事故が数多く発生している。このような事故を避け、電線等の前方障害物を確実に検知し、これを回避するための情報をパイロットに提供することのできる障害物探知装置を試作し、その探知性能等の試験を行ったので報告する。地上試験の結果、距離300mにある口径3mmのワイヤを検知でき、背景と十分識別表示できることがわかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-02-25
著者
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斉藤 英明
防衛庁 技術研究本部
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土志田 実
防衛庁技術研究本部第2研究所第3部光波第2研究室
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斉藤 英明
防衛庁第2研究所
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土志田 実
防衛庁第2研究所
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嶺 康晴
防衛庁第2研究所
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土志田 実
防衛庁 技術研究本部 第三研
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