マイクロ波応用探査におけるコンクリートの影響等に関する基礎実験
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概要
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コンクリートに埋設された鉄筋等をマイクロ波探査するのに, 課題となる媒体の電磁波特性などを実験評価した。コンクリートを伝搬する電磁波の電力損失は, 周波数60OMHzから1.5GHzの帯域においては1.7〜1.8dB/cmであり, 0.8nsの狭時間パルスビーム波放射に対するbow-tieアンテナの斜向受信強度から指向角は35度程度であることが判った。また, 埋設深度は浅いか数cm程度の小形状埋設物の探査には, 送受のアンテナが近接して設置されることなどからパルスビーム波のコンクリート壁面に沿う漏れが受信アンテナに干渉し, 微弱な受信波の識別に課題で残ることが判った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-11-18