畳込み符号の尤度情報を用いた適応型符号器選択方式

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概要

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本稿では,情報の重要度を考慮した選択型符号化手法として,トレリス符号化変調を用いた適応型符号器選択方式を提案する.提案する符号器選択方式では,異なる符号化率,異なる誤り訂正能力を有する複数の符号器と変調多値数を情報の重要度に応じて選択する.受信側では送信側で用いられた符号器に対して復号をする必要があるが,提案手法では復号で得られる尤度情報を補助情報として送信側で用いた符号器を推測することで符号器の情報を付加することなしに復号を行う.本稿では,提案する符号器選択方式で畳込み符号をMAP復号をすることで得られる尤度情報を用いることにより,異なる2つの符号器を受信側で選択することができることを示す.また計算機シミュレーションにより,提案方式の復号器選択誤り率特性の評価を行った.
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-06-20

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