感覚応答を伴わないヒトの認識関連磁場応答の観察
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概要
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例えば聴性情報処理は、呈示音の特徴抽出処理(感覚応答)と、高次の認識関連処理に大別される。両情報処理過程は、殆ど同時に処理が実現されると共に、空間的にも一部重なり合っていることが指摘される。多チャンネル化した脳磁計が、単一ダイポールでは説明の難しい、複雑で緻密な磁場空間分布情報を提供する可能性は予想に難く無い。我々の試みは、心理実験的手法により認識応答を感覚応答から分離し観察することにあった。着目した部位は、音響識別に関わりが深いとされる右側の側頭葉上面であり、静寂時であっても磁場応答が観察された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-01-19
著者
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吉田 秀樹
東和大学工学部電気工学科
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Tesche Claudia
Low Temperature Laboratory, Helsinki University of Technology
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Tesche Claudia
Low Temperature Laboratory Helsinki University Of Technology:department Of Psychology Logan Hall Uni