酵素スイッチ : 新しいバイオセンシング素子としての可能性
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概要
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導電性のポリアニリン膜上に種々の酸化酵素と西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼ(HRP)を固定化した酵素スイッチは抵抗変化を指標とする新しいバイオセンシング素子である.従来の酵素センサと比べ、反応と測定を時間的に分離できる、集積化が容易である、などいろいろな特徴を有する.本報では酵素スイッチの特徴的な性質を検討した結果とともに、その特徴を生かして、3次元構造を有する酵素スイッチとその集積化、酵素スイッチによるアクチュエータの直接制御、酵素免疫法と組み合わせた免疫スイッチの開発などを行った.
- 2003-05-16
著者
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鈴木 正康
富山大学工学部
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伊藤 智
富山大学工学部
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山本 一良
富山大学工学部
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入部 康敬
富山大学工学部
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鈴木 正康
Department Of Electric And Electronic Engineering University Of Toyama
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入部 康敬
Department Of Electric And Electronic Engineering University Of Toyama
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