PHSにおけるデータ通信方式の検討
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概要
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第二世代コードレス電話システム(PHS:Personal Handy phone System)におけるデータ通信の一方式としてRCR STD-28で規定されているLAPDCを基に拡張したデータ通信方式を検討し、その方式を実装したPHS子機のプロトタイプを用いて伝送品質を測定した。その結果から、人間の歩行速度相当で発生するフェージングの影響下でのデータ誤り特性を受信レベルをパラメータとして示す。また、フェージング影響下でのバースト誤りについて明らかにし、LAPDC拡張を用いた際の伝送品質を測定することにより、本方式がデータ通信に有効な手順であることが確認できた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-08-02