TDMAセルラーシステムにおける自律的基地局間同期方式
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概要
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マイクロセル移動通信のための正確なフレーム同期を実現する自律的基地局間同期方式を提案している。本方式はマルチゾーンを形成する隣接基地局において、報知信号などの制御信号中に同期確立情報と優先度を含ませて送信することにより、自局が同期すベき相手基地局かどうかを判別し自律的に全ての基地局について基地局間同期を確立する。ここで優先度は、特定した局(KeY局)の設置時に設定する。設置時以外では上位の交換局または制御局から変更できる。また、伝搬遅延時間は相手基地局IDと対応して測定・記憶され、タイミング補正に用いる。本同期方式は、多数の基地局が生成・消滅をランダムに繰り返すマイクロセル移動通信に好適であることを示した。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-05-20