double-talk状態でのエコーキャンセリングを行なう相関LMSアルゴリズムの提案
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概要
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従来のアルゴリズムでのhands-freeの移動体電話等のエコーキャンセリングはこれまで、double-talkでのエコーパス推定に問題があった。そこで本文では、相関関数を用いてdouble-talk状態でもフィルタのタップ係数を更新する新しいアルゴリズム(CLMS)を提案する。提案法では、入力信号の自己相関関数を用いてMSEの勾配を求め、さらに導出した相関信号を用いてエコーパス推定を行なう。コンピュータシミュレーションでは外乱がある場合でのエコーキャンセルに対して提案法のロバスト性を提示している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-12-10