多変数線形時不変システムのブラインド等化
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概要
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ブラインド等化は、データ通信,画像処理および地球物理学のデータ処理などの分野で重要で興味深い問題である。最近、ShalviとWeinsteinが非最小位相線形システムのブラインド、等化に対して、いくつかの新しい規範を提案した。しかし、彼らの仕事は1チャンネル(スカラー)の場合に限られていた。YellinとWeinsteinは多チャンネルのブラインド等化に対して新しい規範を提案した。しかし、彼らの方法は伝達関数の対角要素がすべて1である特別な場合に限られている。本稿では、ShalviとWeinsteinの方法を多チャンネルの場合に拡張する。まず、多チャンネルのブラインド等化のために多段最大化規範と一段最大化規範を提案する。正規化条件の下でそれらが等価であることを示す。さらに、多チャンネルのブラインド等化であるための必要十分条件を与える。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-05-26