修辞学的手法による英語コロケーションの抽出と修辞的連語辞書の構築
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概要
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レトリックは修辞学として体系化されているので、自然言語処理の背景的知識として活用できる。対照・二詞一意・列挙・直喩・前辞反復という修辞技法により創案された対旬・比喩は、等位接続型"A and/or/but B"、直喩型"(as) ADJ as NP"という固定的な形式を前提としている。この固定形式により統一性が強まって修辞的連語となると共に、文法的には一つの品詞として機能する。このために、修辞的連語は、語の集合を超え出て統一体となり統一体として機能する。等位接続型・直喩型という対句の一般形式について、頭韻句・脚韻句の形式を論理積条件として設定することで、修辞的連語を大量に抽出することができる。
- 1999-05-26