Semantic-level Transfer in Japanese-German Speech Translation : Some Experiences
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概要
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最近,言語間の発想の違いを克服し,機械翻訳の品質を向上させるための方法として,多段翻訳方式や用例翻訳方式が提案されている。しかし,これらの方法では,表現をカバーするためのルールや用例集が膨大になること,目的に合った用例を発見する方法が容易でないことが問題となる。本稿では,言語間の発想の違いが,人手による前編集の対象となっている表現や端的に表れていることに着目し,原文自動書き替え機能を加えた原文自動書き替え型翻訳方式を提案する。この方法は,翻訳困難な表現に既存機能がそのまま利用できる点に利点があるが,同時に構文解析の曖昧さが減少することによる処理速度の向上などの効果も期待できる。これらの効果についても,この方式を多段翻訳方式に基づく日英翻訳実験システムALT-J,Eの上に実現して行なった走行実験結果に基づいて報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-21
著者
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- 日英機械翻訳における原文自動書き替え型翻訳方式とその効果