広帯域アナログ通話路装置の漏話相加条件を考慮した設計法
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概要
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アナログ映像信号を用いたシステムでは,帯域圧縮機能をもつ高価なコーデックを有効利用するために広帯域アナログ通話路装置を用いて集線,分配接続が行われている.このアナログ通話路装置を設計する上で最も厳しい品質配分を要求するものとして漏話特性がある.漏話を抑圧するためにはスイッチ素子,実装部品の選定からスイッチ構成法,実装法に至るまで考慮しなければならない.また,映像分配等の同報接続を考えると,従来の1対1の漏話の設計手法は適用できなくなり,漏話の位相条件を考慮に入れたきめ細かな設計手法が必要となる.本論文では,漏話の発生メカニズムに着目して漏話の相加をモデル化し,電力和等価多重数の概念を提案する.これを用いて総合品質を満足するために各部に要求される漏話減衰量を定量的に配分する手法を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-01-25
著者
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