ATM網における高速VCC確立方式とその評価
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概要
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スーパコンピュータやワークステーションの高速化により科学技術分野における高次元画像データのリアルタイム転送等のギガビットアプリケーションのニーズが台頭している. このようなアプリケーションをATM(Asynchronous Transfer Mode)網上で有効に実現する手法として, アプリケーションを構成する各バーストデータごとに高速にVCC(Virtual Channel Connection)を確立する方式を提案する. 本方式の主な特徴は, あらかじめ求めた最適経路参照によるバーストごとの最適経路決定の高速化, 本最適経路上の各ATM交換ノードでの帯域割当ての並列実行, RM(Resource Management)-cellの利用およびネットワークを仮想的に分割/階層化することでVC(Virtual Channel)接続処理ならびにルーチングテーブル管理を分散させることによる大規模網への適用性向上である. 更に計算機を用いたシミュレーションにより, 本提案方式をFRP(Fast Reservation Protocol)およびATM-Forumで検討中のPNNIと比較評価した結果についても述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-11-25
著者
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掛水 光明
株式会社超高速ネットワーク・コンピュータ技術研究所:(現)富士通研究所ネットワークシステム研究所
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高 正博
株式会社超高速ネットワーク・コンピュータ技術研究所:(現)ntt光ネットワークシステム研究所
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高 正博
株式会社超高速ネットワーク・コンピュータ技術研究所
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掛水 光明
株式会社超高速ネットワーク・コンピュータ技術研究所
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