動的弁別ネットを用いたメタ項書換え計算インタプリタの設計
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概要
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メタ項書換え計算(MRC)はTRSの記述・実行ばかりでなくTRS解析アルゴリズムの記述・実行を行なうための書換え型計算モデルであり、代数的仕様や項書き換え系の解析技法の開発を支援する枠組みとして提案されている。MRCの特徴は、書換えの場所により適用可能な規則が変ることと、書換え規則が書き換えられることである。このため、実行中に規則集合を管理するためのデータ構造の善し悪しがインタプリ夕の効率を左右する。本稿では、効率のよいMRCインタプリ夕の開発を目的とし、規則集合のデータ構造として動的弁別ネットを提案し、それを用いたMRCのインタプリ夕の設計、実装、効率評価について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-19