運転者顔画像の鼻孔対検出と頭部の動きの推定

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概要

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運転者の顔画像から鼻孔対を検出し、頭部の動きを推定する手法を提案する。鼻孔対は顔画像中に周辺よりも暗い円形状の対として得られる。また目と比較すると、鼻孔対は変形が少ない特徴を有する。同心円状の濃度差検出マスクを用い、画像の濃度差から鼻孔領域を抽出した。抽出した鼻孔領域の重心を鼻孔位置とし、鼻孔位置の推移に移動平均を適用した。移動平均の区間を、運転者が周囲を見渡す循環の周期に合わせることで、鼻孔の基準位置を設定した。検出した鼻孔位置と鼻孔基準位置の偏差から頭部の動きを推定した。頭部の動きの周期性を、運転状態を監視するための指標に利用できる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-06-15

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