全方位ステレオ画像から得られる距離情報の精度向上に関する研究
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概要
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全方位画像を両眼視する際に相関値を低減させている撮像物の歪みを補正する画像展開処理手法を新たに提案した. まずレンズ座標を単位球として, 射影関係を単純化した. 次に全方位画像を円筒展開する際に展開接線上では撮像物の歪みがゼロになることに着眼し, 一次元探索領域であるエピポーラ方程式を展開接線に選択することで歪みの問題を解決した. 加えて全方位画像全域に適用した展開法も提案した. 最後に情景画像を用いて従来法の相関値と比較した結果, 精度の向上が確認できた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-02-19