映画制作技法に基づく複合現実感技術への提案 : 現実を目指さない「現実感」技術(複合現実感とインタラクション)
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概要
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映画は古くから、現実感を追求してきた。観客に現実感を与えるために、必ずしも現実に似せた映像を作ろうとするのではなく、経済的・技術的制約の中で、現実を模さない方法も行われてきた。現実ではなく、人間の知覚に現実感を経験させることを目指した技法が、監督やカメラマン等の表現者によって築き上げられ、多くの映画作品に反映されてきた。しかしこれらの技法は、映画制作の現場における経験則でしかなく、科学的に実証されてこなかった。また、表現者の経験知でしかなく、科学技術に応用されてこなかった。本研究では、過去の制作の記録や表現者へのインタビューをもとに経験則を抽出し、体系化を行った。今後は経験的技法を技術開発へ応用することを目的としている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-01-15
著者
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